生理痛

生理痛

女性は妊娠、出産に対応するように、周期的なリズムがあります。約28日を1サイクルとし、その中でホルモンの分泌によって卵胞が大きくなって排卵し、子宮が受精卵の生育のために準備をします。しかし、受精しなかった場合や受精しても妊娠しなかった場合は、子宮で準備したものが全部出血と共に体外に出てしまいます。これが月経です。女性の体はホルモンの働きによって体温の変化が起こります。

多くの女性が悩む、生理痛とは・・・?

生理痛とは、生理期間及びその前後に起こる腹痛、腰痛や頭痛などの痛みのことをいいます。
平成2年厚生省主催の研究会の調査によりますと、生理期間における不快症状は、生理前では腹痛(45.5%)、腰痛(31.6%)が見られます。また、生理中では腹痛(67.3%)、腰痛(46.3%)が多くなっています。 生理痛について、非常に苦痛という方が22.6%と多く、一方、生理痛のない方はわずか11.8%となっています。

生理痛は月経における強い痛みで、痛み具合や症状には個人差があり、特定の個人においても毎回違う場合もあります。生理痛は女性の生活や社会活動に影響を与えるだけではなく、これを放置すると不妊症等の原因となる場合があります。

知っておこう!生理の基礎

  • 周期生理 25日~35日に一度の周期で起こり日数は決まっています。月経が始まった日を第一日目とし、次の月経の前日までの期間が一つの月経周期。この期間はストレスや体調不良によって左右されやすいので、2~3日程度の差ならば問題ありません。
    最も理想的な周期は28日周期です。
  • 期間 一回目の生理日数はだいたい3~7日間。4~5日で終わるのが一般的ですが3~7日範囲内で終わるのであれば問題ありません。2~3日目をピークに出血量が少なくなり、7日目頃に終わるパターンが理想的です。だらだらと8日以上続いたり、血量が少なく2日ほどで終わる場合は要注意です。
  • 排卵日 一般的に、生理開始日から12~15日間
    出血量が多い日で、1時間に一度ナプキンを替える程度なら大丈夫です。生理時の出血量というのは、1回で50gから、多くて200gといわれています。目安として夜用ナプキンを使用してももれてしまう、貧血をおこしてしまう、2~3日以降も出血が多いといった状態が続く場合は、何らかの異常があるかもしれません。医師に相談することをおすすめします。
  • 基礎体温 低温期と高温期がハッキリと二極化しています。

生理(月経)のメカニズム

子宮内膜の脱落によって起こる生理的な子宮出血です。正常な生理周期では分泌期を経た内膜が、卵巣黄体の白体化に伴い、プロゲステロンの分泌量が減少することにより、螺旋動脈の消退とともに脱落する現象です。無排卵性の場合は、エストロゲンの作用により、子宮内膜の増殖が過度になり子宮動脈が破綻することにより起こます。月経血は、通常100g程度で、その中に子宮内膜・分泌液が含まれる。月経血は一度、子宮内で凝固し、その後、プラスミンなどの作用によって溶解されるため、あまり凝固しないが月経血量が非常に多い時には、凝結塊も伴います。

日本では、生理痛は月経の通常のサイクルとして受け入れられがちだが、アフリカや南米の原住民はこれらの症状に全く悩まないことを考えると現代社会の生活病と考えられます。月経時黄体の白体化に伴うプロゲステロン産出の減少・骨盤の充血・乏血などにより乳房の腫張・下腹部重圧感・腰痛・めまい・頭痛・眠気などが現れます。

生理痛の症状

  1. 1. 下腹部、腰やふとももに強い痛みが発生し数時間から数日起こる。
  2. 2. 微熱、吐き気、下痢、体のだるみ。
  3. 3. 尿の回数の増加。
  4. 4. イライラ、落ち込み。

肉体面からみると、子宮の筋肉の壁の強い又は持続的な収縮によって生理痛の痛みが発生する。これらの痛みはプロスタグランジン(子宮内のホルモン)の集中により起こる場合もあります。
生理痛に悩む女性は生理痛のない女性に比べてプロスタグランジンを多く発生させると調査で示されています。
プロスタグランジンを多く発生させる原因としては、下記があげられます。

  • プロスタグランジン(子宮内のホルモン)の集中
  • 子宮内膜症(特に二十歳前後から生理痛が始まった方の場合)
  • 子宮筋腫や子宮の良性の腫瘍
  • 子宮内の避妊器具の使用
  • 生理痛を誘発する事項
  • ニコチンやカフェインの摂取
  • その時の健康状態や精神状態によって生理痛の状況は変わる。
  • 心理的な原因で整理痛は発生しないが、生理痛を強める可能性がある。
  • 生理痛の親族の多い家系

生理痛の主な原因

精神的なものによる生理痛

過労やストレスは、激しい生理痛をまねくことがあります。また、“生理は痛いもの”という思いこみが引き金となるケースも。不規則な生活をあらため、精神的にも肉体的にもリラックスすることで、痛みは和らげられます。

病気が引き起こす生理痛

子宮筋腫や子宮内膜症などが原因となる場合。子宮筋腫は、出血量が増え、痛みも激しくなります。子宮内膜症も、年々痛みが強くなり、時には鎮痛剤などが効かないこともあります。

出血困難による生理痛

若い女性や出産未経験の女性は、子宮頚管が細く、スムーズに出血しない場合があります。内膜を排出するために子宮収縮が続き、痛みはいちだんと増しますがこの症状は病気ではなく、出産を経験することで軽くなるケースもあります。

ホルモン分泌による生理痛

内膜を排出するために、子宮収縮ホルモンが分泌されます。分泌量が増えると子宮もその分収縮し、痛みが増します。また、このホルモンは腸の機能を活発にするので、生理が始まると同時に便秘を解消することもあります。

骨盤の歪みによる生理痛

骨盤の歪みによって卵巣につながる自律神経の働きが悪くなったり、或いは子宮を圧迫し血流を悪くしていることによる生理痛もあります。

生活習慣や食習慣による生理痛

よく冷たいものを食べたり、飲んだりすることによって内臓の冷えが起こり、筋肉(特に血管や内臓の平滑筋)の収縮力が強く、経血の流れが不良となることによる生理痛。また生理期間に激しく運動したあと、風、寒さ、湿気などの影響を受け、体を冷やしてしまい、筋肉(特に血管や内臓の平滑筋)の異常収縮を起こし、子宮への血液の供給不足や酸素不足をもたらすことによる生理痛。不規則な生活、過激なダイエットホルモン分泌のアンバランスによる生理痛。プロスタグランジン”というホルモンの分泌が異常に多く、これに対して子宮の平滑筋が過敏に反応し、収縮することによる生理痛。

他に、母親の生理痛体質になんらかの関係があるという説もあります。(遺伝的要素)

生理痛の分類

治療を必要となる生理痛(月経困難症)の場合、臨床上、原発性(機能性)月経困難症と続発性(器質性)月経困難症の2つの種類に大分されます。

1.原発性(機能性)月経困難症

子宮をはじめとする生殖器及びその周りの内臓に痛みを引き起こす原因となる器質的病気がない場合で、冷え性やストレスなどを起因とする血行不良や内分泌のアンバランスが原因で起こる生理痛のことを言います。また、若年期において子宮の発育が未熟で、月経血がスムーズに排出されないため、痛みを起こすケースもよくあります。原発性(機能性)月経困難症は、初潮から20代前半まで発症することが多く、結婚や出産に伴い、次第に改善ないし解消されます。また、生理痛の程度に波があり、ひどい時とそうでない時があり、生理の初日あるいは二日目まで痛みを感じ、生理の後半になると痛みがなくなるケースがほとんどです。

2.続発性(器質性)月経困難症

子宮をはじめとする生殖器及びその周辺の内臓に痛みの原因となる気質的病変が存在する場合、つまり、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣嚢腫、骨盤内炎症などの病変が原因で起こる生理痛のことを言います。この場合は、30代や40代に発症することが多く、生理が来る度に痛みが伴い、しかも、次第に悪化する傾向があります。また、生理痛は生理時だけではなく、生理前あるいは生理後にも見られ、痛みの持続期間が長い特徴を有します。

骨盤矯正・カイロプラクティックにおける生理痛・生理不順の治療

骨盤矯正・カイロプラクティック治療で生理痛・生理不順が軽減する人、解消する人は少なくありません。

骨盤のゆがみと生理痛の関係
  1. 1. 骨盤のねじれは、子宮などの骨盤内臓にもねじれを発生させ、これが月経にともなう子宮粘膜に対する刺激を増強させると考えます。
    骨盤のねじれを改善させることで、粘膜刺激が軽くなり下腹部痛などが改善されるわけです。
  2. 2. 生理前には卵巣からリラキシンという女性ホルモンの一種が分泌されます。このホルモンには骨盤を安定させている靱帯をゆるめる働きがあります。そのため、普段から骨盤にゆるみがある人の場合、ゆるみが増強されて関節(仙腸関節や恥骨結合などの)に離開が生じ、防御反応としての筋緊張も強くなって、骨盤周囲に痛みが発生すると考えます。ですから、普段のゆるみを軽減させておくことで生理時(生理前)の腰痛・臀部痛が改善されるわけです。

骨盤矯正・カイロプラクティックで生理不順が改善することはめずらしくありません。

鍼灸における生理痛の治療

生理痛の場合、原因は子宮や卵巣など臓器だけとは限りません。それ以外の内臓や、その方のそのときの精神的な状態などを考慮した治療が必要となります。生理痛の改善はもちろん、肩こりやむくみなど生理痛以外の症状の改善も可能です。

具体的には、
生理痛のツボといわれている足三里、太衝、三陰交、外関、関元などに鍼とお灸を併用して刺激を与えて痛みや重みを軽減していきます。
ツボはふくらはぎ、腕にあります。お腹には温かく気持ちいい温灸を使います。

生理中にご来院いただいて、その時に生理痛があれば、その場で楽になります。多くの方が早い段階で痛みが消失しました。

生理中であっても、治療を受けて頂けます。
患者さんの一人一人の症状に合わせて、鍼灸治療を行っています。生理痛の回復と予後は良好で、多くの方は普通の生活が可能となり、生活の質を高めるのに役に立っています。
もう一つ注目すべき点は針灸治療を受けて治った患者さんのほとんどが、生理痛の再発がみられません。
針灸治療は生理痛の再発予防にも効果があります。

鍼灸療法は、副作用がなく、確実に症状を治していきます。生理痛治療で、鍼灸は即効性があり、効果がよく、完治性が高く、生理痛の画期的な治療法ともいえるでしょう!!

~女性の生理は、健康状態を知るための大切なバロメーター!
一刻も早く改善して、生き生きとした毎日を過ごしてみませんか?~

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