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不眠症

なぜ人は眠る?

眠りが生命の維持に必要な生体の現象であり睡眠が不足する(不眠)と、活動中に眠くなり、情緒が不安定になり活気がなくなり日常生活動作が低下します。
眠りとは、不眠状態を生じさせない為の生体機能なのです。
また国民の20%の人が不眠に悩んでいると言われています。


不眠症とは?

不眠症とは、夜の寝つきが悪い、寝てから朝起きるまでの間に何回も起きる、希望する時刻より2時間以上前に目が覚め再度眠れない、十分に眠った感じがしないなどにより、倦怠感や集中力、注意、記憶障害、日中の眠気等による機能障害が認められる状態が不眠症と言われています。
また眠りの充実感について語る時、そこには質(深さ)と量(時間)がかかわってきます。
しかし、質は他人と比較しにくい面があるほか、量についても明確な基準があるわけではありません。
すなわち、不眠は睡眠に対する本人の満足度(苦痛度)の問題と言えます。
しかし、不眠症は日常生活や仕事に大きく影響し、本人は非常につらい状態であるといえるでしょう。


不眠のタイプ4つ
  1. 入眠困難…寝つきに30分以上かかる。
  2. 中途覚醒…寝てから朝起きるまでの間に何回も起きる。
  3. 早朝覚醒…起きる2時間以上前に起きてしまい再度眠れない。
  4. 熟眠障害…深い眠りの感覚が得られない。

不眠の原因
  1. 身体的…身体的苦痛による不眠
  2. 心理的…ストレスなど心理的な不眠
  3. 生理的…夜勤の人、時差ボケによる不眠
  4. 精神的…精神疾患による不眠
  5. 薬理学…薬剤による不眠

鍼灸での適応

鍼灸で適応となるのは機能性不眠と呼ばれるもので、外界の刺激や生活習慣の乱れ、精神的緊張、身体的な疲労から正常な睡眠が妨げられたり、睡眠リズムが崩れたりするものです。
不眠が続くことでより疲労が増し体内リズムが乱れ、自律神経のバランスが崩れることで体調不良を引き起こします。
鍼灸治療で注意を要するものとしては、統合失調症やうつ病の傾向があるものです。
医師によるカウンセリングや投薬も有効と思われます。


治療方針、使用するツボ

疲労や身体的苦痛など原因がはっきりしている場合はその除去を目的に治療を行うほか、全身の調整を図ることで交感・副交感神経のバランスを整え、不眠の悪循環を断ち切っていきます。
不眠に効く「失眠」と呼ばれるツボの存在は、古くからこの病に人々が苦しんできたことを物語っているといえるでしょう。
治療によく使用される経穴として、百会、天注、翳風、心兪、肝兪、腎兪、内関、神門、中脘などが挙げられます。


睡眠のアドバイス

  1. 朝同じ時刻に起き光を浴びる事
  2. 半身浴や軽めのストレッチを行いリラックス状態に誘導し自律神経のバランスを整える。
  3. テレビやスマホなどの光の刺激物を避け、電気も間接照明にして睡眠に入りやすい状態を作る。
  4. 生活習慣を見直してなるべくpm10時〜pm2時の間は寝る事が大事。
  5. 睡眠を妨げる物質の摂取を避ける。(タバコ、カフェイン、アルコール等)

睡眠の質を高めるためには以上のような対策がありますが、現代社会の中では①、②、⑤が実現しやすく現実的な対策といえるでしょう。


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