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腰痛でお悩みの方へ(鍼灸編)
丁寧に向き合い、確かな回復へ
腰痛の原因と鍼灸の適応
腰痛には内臓疾患や心因性のものもあり注意が必要ですが、多くの場合鍼灸が適応になります。
特に、筋肉や靭帯の異常によって生じる以下のような腰痛に効果があります。
- 筋膜性腰痛
- 椎間関節性腰痛
- 坐骨神経痛
- 変形性脊椎症
鍼灸によるアプローチ
当院では、腰痛の原因となる筋緊張・体のバランスの崩れ・内臓疲労などを総合的に判断し、鍼灸技術と東洋医学の視点を用いてアプローチします。
- 血行促進による痛みの緩和
- 自律神経の調整
- 筋肉の柔軟性回復と再発防止
腰の痛みや違和感にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
当院の基本鍼灸治療方針
筋肉や靭帯の緊張を和らげ、痛みを鎮めるために筋緊張や硬結、圧痛点に鍼を刺します。
- 施術の流れ(一例)
1,いきなり腰に施術せず、まず全身のツボを刺激し全身の緊張を緩和
2,背部の筋肉に施術して緊張を緩和
3,腰部・殿部への施術
腸骨陵(腰骨)周辺への施術
腰痛症では、腸骨陵周辺に痛みが生じやすく疲労がたまりやすいため、この部分の筋肉への施術も重要です。
東洋医学に基づく治療方針
経絡と経穴の活用
腰部を走る経絡が損傷し、気血の流れが滞ることで腰痛が発生すると考えます。そのため、痛む部位に加え関連する経絡上のツボ(経穴)も治療点とします。
- よく使われる経絡
・太陽膀胱経(背部)
・少陽胆経(体側部)
- 主なツボ
・腎兪
・大腸兪
・委中
・環跳
・陽陵泉
・次りょう(腰部の痛みに特に有効)
・中りょう(仙骨部の痛みに有効)
慢性腰痛と外邪(風寒湿)
慢性的な腰痛の多くは、風寒湿といった外邪の影響が関係しています。冷えや重だるさ、気候の変化で悪化しやすいのが特徴です。
- 対処法
・お灸などの温熱刺激で陽気を高める
・寒湿を除去し、経絡の通りを良くする
・気血の流れを改善する
「腎」との関係
東洋医学では「腎」は全身のパワーの源であり、腰痛と深く関係しています。腎のエネルギーが不足すると、以下のような腰痛が起きやすくなります。
・腰の無力感
・だるさを伴う持続的な鈍痛
- この場合の治療方針
腰部と関連経絡に加え、腎のパワーを補うツボを使用
・太谿
・復溜
・築賓
・陰谷
内臓の異常からくる腰痛
危険な腰痛として内臓の病気や異常から腰痛が引き起こされることがあります。
特徴は以下の点です。
- じっとしていても痛みや違和感が強く楽な姿勢がない
- 夜中に痛みで眼が覚める(寝返りに関係なく)
この様な場合は、早急に内科での診察が必要となります。
疾患名 随伴症状
婦人科疾患(内膜症、子宮外妊娠など) | 強い生理痛、下腹部の過緊張 |
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消化器疾患(消化器潰瘍、急性膵炎など) | 吐血、下血 |
泌尿器疾患(腎炎、尿路結石など) | 血尿、発熱 |
精神科疾患(心気症など) | 情緒不安定、不定愁訴 |
上記以外にも様々な症状があります。