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ぎっくり腰(急性腰痛)
- 保険適用について
ぎっくり腰は、急性の症状であれば健康保険が適用されます。ただし、慢性的な症状や原因が日常生活の疲れなどによる場合は保険適用外となります。
また、同じ時期に整形外科と整骨院を併用して保険治療を受ける場合、整形外科の保険が優先され整骨院の施術は自費診療になります。(セカンドオピニオン適応外)
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰は急性腰痛の総称です。急に重いものを持ち上げたり、体をひねったりといった特定の動作がきっかけになることもあれば、特別なきっかけがなくても発症することがあります。
ぎっくり腰は、突然の激しい腰の痛みで日常生活に大きな支障をきたします。以前は安静が最優先と言われていましたが最近の研究では、動ける範囲での活動が早期回復と再発防止に繋がることが分かっています。 当院では、急性期から再発予防まで、ぎっくり腰に特化した治療であなたの早期回復をサポートします。
ぎっくり腰の主な原因
- 筋肉・筋膜の損傷
- 骨盤や背骨の関節のズレ
- 靭帯の損傷
- 椎間板ヘルニア(罹患している方は発症しやすい傾向があります)
また、以下のような日々の生活習慣の積み重ねもぎっくり腰の原因となります。
- 疲労の蓄積(長時間のPC・スマホ作業による猫背など)
- 睡眠不足やストレス
- 冷え(冷たい飲食物の摂取、薄着など)
- 暴飲暴食や不規則な生活リズム
- 体調不良(風邪など)
これらの要因が重なることで筋肉が硬くなり、血行が悪くなる「負の循環」に陥り、ささいな動作で痛みとして現れます。
ぎっくり腰の主な症状
- 突然の腰の痛み(激痛で動けないことも)
- 痛めた姿勢から動けない
- 動き出しが痛い(起床時、寝返り、イスから立ち上がる時など)
- 座っているより立っている方が楽
- 中腰や靴下を履く動作、咳やくしゃみでも痛みが誘発される
- 重い場合は歩行困難や足へのしびれ
ぎっくり腰になった時の対処法
激痛で歩くことや立つことも困難な場合は、まずご自宅でRICE療法を行ってください。
- Rest(安静)
- 痛みが強い場合は、無理に動かさず楽な姿勢で安静に。横向きで赤ちゃんのように丸まる姿勢が楽なことが多いです。
- Icing(アイシング)
- 患部を氷水で10~15分冷やしましょう。直接肌に当てずタオルに包んで使用してください。
1回の長さよりも1時間以上間隔を空けて、痛みが引くまで何度か繰り返すのが効果的です。 - Compression(圧迫)
- テーピングやコルセットなどで軽く圧迫し、安定させる。
- Elevation(挙上)
- 患部を心臓より高く上げる(腰の場合は難しいですが、意識する程度で)。
ぎっくり腰になった時に
避けるべきこと!
- お風呂で温める
- 痛い部分を強く揉む
- 強くストレッチをする
- ホッカイロを貼る
これらは炎症を悪化させ治りを遅らせる原因になります。
当院でのぎっくり腰治療
痛みが落ち着いてきたら当院で本格的な治療を開始し、早期回復と再発防止を目指します。
- 丁寧な問診・検査 痛みが起きたきっかけ、症状の経過、日常生活での負担などを詳しくお伺いし、痛みの原因を特定します。必要に応じて、ヘルニアや内臓疾患の可能性も考慮し、整形外科の受診をお勧めすることもあります。
- 急性期の炎症抑制
- アイシング
- 炎症が強い場合は、患部を冷やして痛みを鎮めます。
- 物理療法(電気療法など)
- 炎症や痛みを鎮静させ、深部の損傷組織の回復を促します。
- 手技療法
- 患部周囲の緊張した筋肉を緩め、血液やリンパ液の流れを改善し、自然治癒力を高めます。痛みが強くうつ伏せが辛い場合は、横向きでの施術も可能です。
- 固定・保護
- テーピング
- 筋肉を保護・サポートし、痛みの緩和や怪我の予防を図ります。
- コルセット
- 痛みが強く体が休まらない場合や、腹圧を高めて腰椎を安定させたい場合に、コルセットの使用をお勧めすることがあります(別途料金)。
- 鍼灸治療(推奨) ぎっくり腰には鍼灸治療も非常に効果的です。深部の筋肉の緊張緩和や血流改善を促し、痛みの軽減と回復を早めます。
- 再発防止のリハビリ・生活指導
ぎっくり腰の多くは再発を繰り返します。痛みが軽減した後は、再発しない身体作りが非常に重要です。
- ストレッチ
- 硬くなった筋肉や関節の柔軟性を高めます。
- エクササイズ
- 姿勢を支える体幹の筋肉などを強化し、腰への負担を減らします。
- 姿勢指導
- 日常生活での正しい姿勢や動作をアドバイスします。
- 生活習慣の見直し
- 冷え対策、睡眠、食事、ストレス管理など、ぎっくり腰の原因となる生活習慣の改善について具体的にアドバイスし、根本からの改善を目指します。
ぎっくり腰は「動かない」よりも「積極的に治す」!
「魔女の一撃」のような激痛に襲われたら、まずは無理せずご自宅で応急処置を。
そして、痛みが落ち着いてきたら当院へご連絡ください。
適切な治療と再発予防のためのケアで、同じ痛みを繰り返さない健康な体を目指しましょう。